素励起【備忘録】
 「マクロな物体のあらゆる弱い励起状態は、量子力学においては個々の素励起の結合と見なすことができる。これらの素励起は、物体によって占められた体積の中を動き、ある運動量とエネルギーを持つ準粒子のように振る舞う。素励起の数が十分少ないうちは、相互作用を考える代わりに、ある理想気体ように考えられる。」(byランダウ)

 多体問題を扱う上でこれまでに様々な工夫が行なわれてきた。中でも有名な手法は、着目している粒子以外を自己無撞着場として取りこみ、独立な粒子に着目して解を導出し、そこからSlater行列などを用いて多体問題にアプローチをする方法である。また、第2量子化を用いての記述は非常に有効で、いったん規格直交系をなす近似解が得られれば、より高次の摂動論の取り扱いへ応用できる。

 しかし、第2量子化だけではなく、素励起という概念も多くの理論家によって利用されている。これは相関を持つ多体系の複雑な運動をそのまま素直に受け入れて、それを基底状態から考え直していこうとする立場である。
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by dyjobyate | 2009-07-26 22:17 | 備忘録
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