Heの特性③【物理(現在進行中)】
 前回の記事で設定したドーナツ型浮き輪を考える。ひもの先端を持ち、浮き輪を横に回転させる。(この作業を行いたかったがために、セメントを利用したり、ひもを装着したりした。この方法は非現実的であり、実際に専用の装置を利用する。)

 浮き輪の中に水が入っているとすると、浮き輪の動きに連れられて水も移動する。これは、浮き輪と水の間の摩擦によるものである。この現象は自然にイメージできると思う。それでは、浮き輪の中に液体Heが入っている場合にはどうなるのであろうか。(前回述べたが、Heが液体になる温度は4.2Kである。)

 液体Heで同じ作業を行うと、ある温度(=2.17K)以下では、液体Heは全く動かなくなる。浮き輪をどんなに回しても、浮き輪内の液体Heは何事もなかったかのように、その場で静止をし続ける。これは、液体Heと浮き輪の間の摩擦がなくなった、とも言える。この現象を超流動と言い、1937年に発見された。
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by dyjobyate | 2009-02-10 11:11 | 物理(現在進行中)
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