冬になると、金属(ドアのノブ)に触れることで「バチッとくる」場面があります。一体、何が起こっているのでしょうか。実は、身体に溜まっていた電気が放電することで、バチッときているのです。この現象を具体的に考えてみましょう。
人が椅子から立ち上がる時、椅子との摩擦によって人は帯電(プラスの電気を持つ)します。金属内には自由電子(=自由に動き回っているマイナスの電気)が多くあるため、金属(ドアのノブ)に手を近付けると、自由電子が表面にやってきます。手と金属(ドアのノブ)が接触すると、プラスとマイナスが接触するため、放電(=溜まっていた電気が放出)を起こします。これが「バチッとくる」原因です。 冬に比べると、他の季節には湿気があるため、空気中の水蒸気が人に溜まっている電気を逃がしてくれます。このため、夏に「バチッとくる」ことは滅多に起こりません。
by dyjobyate
| 2009-02-15 16:22
| 物理(高校)
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